正規ディーラーの診断システム

専用の診断システムを使い、お車のコンディションを調べます

フォルクスワーゲンの車を快適にお乗りになるには、定期的なメンテナンスを心がけたいもの。正規ディーラーでは、専用の診断システムを使ってあなたの愛車のコンディションを知ることができます。

現在、正規ディーラーで導入を進めている最新の診断システムが Off board Diagnostic Information System Service(以下ODIS)です。ODISはフォルクスワーゲン車の修理・整備に必要不可欠なツールであり、ドイツ本社の最新技術情報をオンラインで受け取ることで、常にベストな故障診断を実現しています。ODISを使用することにより、ボンネットを開けエンジンルームをのぞきこみ、異常のある箇所をチェックするという従来の方法ではみつからない、より細やかな車両確認が出来ます。

実際の作業には、診断プログラムがインストールされたテスター(故障診断機)を使います。サービステクニシャンは、お客様の愛車に専用の発信器をセットし、車両データをワイヤレスでテスターに送信します。テスターは車のさまざまな機能や部品の動作チェックを自動的に行うことができます。

車両に付いている各装置をコントロールし、作動を確認

ODISを使えば、車両に付いている各装置をコントロールすることもできます。また、最新のサービス情報が正規ディーラーに置かれたデータサーバーに自動的に送られてくるので、常に最適な状態で車両の診断ができます。車両に搭載されているコンピューターを最新版にアップデートするプログラムも素早く手に入ります。

さらにODISでは、診断に使うテスター上でワークショップマニュアルと呼ばれる車両解説書を閲覧することも可能です。こちらも最新情報がオンラインで提供されるため、適切でスピーディなトラブルシューティングに役立ちます。

しかし、実際に走行している時にのみ発生する不具合も存在します。そのために、フォルクスワーゲンでは実走行によってトラブルを解析するロードテストも行っています。

専用診断システムがあなたの車を見守ります。

ODISではモデルごとのデータをすべて網羅しています。
サービステクニシャンは、車台番号をもとにODISがリストアップした車種や年式を選択するだけでOK。
1994年から最新モデルまで対応しています。

専用診断システムにより、車のさまざまな機能やパーツの動作チェックを自動的に行うことができます。
直流、交流に対応し、オシロスコープ画面なら波形のチェックも可能です。

最新のワークショップマニュアルがオンラインで閲覧できるのも、ODISの便利なところ。

専用テスターで走行中のデータを収集し、サービステクニシャンが判断

ODISはサービス工場から外へ持ち出すことができるため、ロードテストでもODISの威力を発揮します。

診断はサービス工場内でのみ行われるものではありません。このテスターを助手席に載せ、サービステクニシャンが運転すると、すべてのデータを見ることができます。ロードテストの後、サービス工場へ戻ったサービステクニシャンは、どのデータがどのような推移を示すか、もしくは不具合のある部品がどこであるか、テスターを使って判断できます。

テスターとロードテスト、この2段階の動作確認により、点検の精度を高めます

通常、ロードテストは約2~3kmの走行で確認項目のチェックが完了します。この間にステアリング、ABS、ラジオなど、実際に走ってみなければわからない情報を入手します(足回りからの異音やハンドルのブレなど)。

これらはサービス工場内で判明する症状ではありませんので、専門のノウハウを学んだ熟練のサービステクニシャンがドライバーとなり、テスターとは異なる角度から車の情報を得ることで、発見できる場合があります。テスターとロードテスト、この2段階におよぶ車両の動作確認が、お客様の愛車の点検をより確実なものとしています。メモリーに保存した画面をプリントアウトすることもできますので、気になる箇所については、お客様に数値でご説明することも可能です。

スタッフが点検を行う前に、お客様からご指摘箇所がある場合には、その部分に関して徹底的な原因の解明を行います。このような場合、お客様にはサービステクニシャンと一緒に同乗いただいて症状のご説明を願うケースがございます。

これは、修理を確実なレベルで行うために重要なステップであり、お客様のリクエストがあればいつでも対応させていただきます。愛車への信頼をより高めていただくためにも、必要な手段であると、フォルクスワーゲンは考えています。

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